【「喉が弱い」と信じていた母。鼻トラブルが原因か?】
昔、扁桃腺を切除したという母のハナシ。
「扁桃腺を切る」というのがどういうものか、想像がまったくつかない。
扁桃腺ってそもそもどこに付いてるのか?
扁桃腺は、喉を大きく開けると左右にせり出している丸い大きな突起の部分だそうです。
ここを大きく切り取る・・・想像するだけで痛々しい。
ですが、母は子供時代からしょっちゅう喉からの謎の熱を出していたため、
手術に踏み切ったとのこと。
ずいぶん昔のハナシなので、手術の技術面は現代には及ばないでしょうが、
手術内容は現代とほぼ同じだと思います。
手術の結果、「若干カゼをひきにくくなった気がする」らしいですが、
「あれほど痛い思いをした割には、さほどの効果がなかった」と言います。
というのもおそらく、母の喉の痛みはなんらかの鼻トラブルに起因するもので、
手術後も、鼻が悪いゆえに何度も喉を傷めていた。なので、
”手術の効果がよく分からなかった”というのが本当のところではないでしょうか。
意外と、手術をしたからといって扁桃腺がまったく腫れなくなるわけでもないようです。
もちろん手術の効果は人によるでしょうし、何とも言えませんが、
術後は当分飲み食いがツラいらしいので、手術に踏み切るのに勇気がいるのは確か。
ですが、ラクになりたい一心で手術に挑む気持ち、よく分かります。
母は鼻づまりの上、喉のいがらっぽさや声枯れにも
しょっちゅう悩まされています。これ、一生ものですから地味にツライ。
【アデノイド肥大も併発している母】
鼻づまり一家の我が家は、鼻トラブルの総合デパートです。
家族全員が、それぞれに複数の鼻トラブルを抱え、生活に支障をきたしている。
さらに、なんと祖父母の代から鼻トラブルは始まっていました。遺伝って恐ろしい。
鼻トラブルは重病ではありません。
しかし日常をジワジワ蝕んでいく不快症状。放置できない。
鼻が正常に働かない場合、うつ症状を発するケースもあるほどです。
とくに後鼻漏などは睡眠障害を併発することもあるので、当然かもしれない。
そういえば母は”慢性的なアデノイド肥大”も持っています。
アデノイドについては私もよくわからないので調べてみると、
喉の上のほう(上咽頭)にある粘膜組織らしいのです(図)。
つくりは扁桃腺とよく似ていて、ここが肥大していると、
鼻づまりや鼻声、扁桃腺炎、いびきになりやすいんだそうです。なるほど・・・。
母の扁桃肥大も、鼻の奥のほうに原因がある、ということでしょうね。
それにしても、鼻のしくみってものすごく複雑・・・!
一ヵ所腫れでもしたら、いろんなほかの部位(耳、喉、気管など)に影響が出る。
私の呼吸困難も、もしかしたらアデノイドから由来しているかも・・・と
遺伝のパワーのおそろしさを改めて感じます。
でも、裏を返せば”鼻の奥さえ健全であれば、喉や気管も健全になる”とも言えます。
ああ、やっぱり鼻のケアって大事だなぁ・・・☆
鼻が爽快になれば、人生がガラリと変わりそうです。
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