後鼻漏(こうびろう)。ほんとにつらいですよね。
でも誰だって、風邪をひいたあとは少し喉に痰がからむような感覚はある。
なので、「まったく後鼻漏がゼロ」という人はあんまりいないでしょう。
ただそれが、日常生活に支障をきたすかどうか、というところがポイント。
後鼻漏って病名ではありません。不快症状の1つです。
なので、風邪や腹痛と同列に扱われない。
「今日、風邪でさ~」とは言えても、「今日、後鼻漏でさ~」なんて言えません(笑)。
このツラさは、長年悩んでいる人にしか分からないモノ。
【後鼻漏の諸症状】
後鼻漏が起きることで、ほかにもさまざまな不快症状が引き起こされます。
●喉を鳴らしてしまう⇒「んんっ!」みたいな、痰を出す動き。伝わるかな(笑)
●咳が出る⇒喉の異物感を絶とうと、自然に咳が出る(酷い人は吐く)
●声が枯れる⇒後鼻漏が絡んで、かすれ声やしわがれ声になる
●唾を飲み込む⇒後鼻漏を解消するため、強く飲み込む動作をしてしまう
●膨満感・胃部不快感⇒唾を飲み下すことで、空気も余計に取り込んでしまう
●肩コリ・首コリが起きる⇒飲み込み動作で、肩や首に無駄なチカラが入る
●口臭・鼻臭がする⇒後鼻漏は細菌の塊。当然ニオう
そして、これらに伴う精神的な不快も増えます。
●「口臭があるかも」と心配し、対人に支障が出る
●睡眠が浅くなったり、入眠障害が起きたりする
●喉が気になって集中力が低下する
などの二次障害が出ると、ストレスも倍増。
もちろん、後鼻漏の根本的な対策としては、”鼻汁過多をなくす”のが一番。ですが、
花粉やハウスダスト、ペットアレルギーなど、どうにも避けようのない状況になると、
何度も後鼻漏に悩まされる人生になります(ホント、人生損してる気がする・・・)。
そんなときはどうするのか。もう無理やり飲み下すしかありません!(キタナいけど)
【誰もが無意識に飲み込んで対処?】
後鼻漏が起きたとき、喉の奥に何か詰まったようで気持ち悪いですよね。
そんなとき、引っかかったネバネバを出すには、
痰を切るように吐き出すか、もしくは飲み下すしかありません。
(耳鼻科にいって喉の奥を吸引してもらうのもアリ)
「飲み下すなんてイヤ!」という人もいらっしゃるでしょうが、
口の側から飲むわけではなく、喉の奥のつかえを流すようにするだけ。
ただね・・・そう簡単に流れないんですよ。喉の奥にへばりついた鼻汁って。
粘度が高いのと、後から鼻水が作られて上から次々に流れてくるもので、
そう上手くいうものではないんですけどね。
でも、頑張って喉にチカラを込めて飲み下していると、「あ、切れたかも?」と
まれにうまくいくこともあります(笑)それを”数打ちゃ当たる”で狙うのです。
そのかわり、呑気症や膨満感などの弊害は起きますが、ある程度は仕方ない。
後鼻漏がスッキリ切れたときの快感は、何物にも代えがたい。
自分では手の届かない場所を行き来する鼻汁・・・。
ストレス以外の何者でもありませんよね。
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