母が鼻涙管(びるいかん)づまりを起こし、眼科へ駆け込みました。
鼻涙管とは、涙を鼻腔のほうへ排出する管のこと。
これが詰まることを「鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)」といいます。
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涙の通り道はどこからどうなっている?
涙腺(涙を出す器官)は青の丸の部分。
ここから涙が出ているって知らない方も多いでしょう。
(私も知りませんでした)
ここから涙は目の表面を潤しながら目の内側に流れていき
赤丸(のもうちょっと内側)の2ヶ所から、鼻へ流れていきます。
だから私たちは涙を流すと鼻水が出るように感じるのですね。
涙の90%がこの鼻涙管をとおって鼻に流れていきます。
(残り10%は蒸発。涙はすべて目の表面を流れていく)
涙は目の表面の汚れを取り除きながら鼻へ流れこむんです。
人体の仕組みって面白いですよね^^
ここが詰まると涙は行き場をなくし、流涙症(落涙症)になります。
目から涙があふれて洪水のようになってしまい大変です。
人間だけでなくよく動物(ウサギや犬など)も鼻涙管閉塞になります。
目ヤニが出たり、目がウルウルしたりします。
「悲しくもないのに涙があふれて止まらない・・・」。
そんな方は、鬱病など以外の理由では鼻涙管つまりが考えられます。
常時涙があふれるので不快極まりないです。
涙で目のまわりもただれます。(拭ってばかりなのでメイクも取れちゃう)
涙管が未発達な赤ちゃんや、涙管の目詰まりしやすい高齢者にも
この症状はよく見られます。
そんなときは眼科で鼻涙管のつまりを解消してもらうに限ります。
手っ取り早い対策はおもに2種類、
鼻涙管に管を通す「ブジー法」または「点眼薬」です。
(周辺皮膚のマッサージも効果的。ひどい場合はチューブや手術)
まずは鼻涙管づまりを塩水でチェックし、問題があれば鼻涙管に柔らかい金属を通します。
母は眼球に麻酔を打ったと言っていました(怖い)。
私も将来遺伝体質的に鼻涙管閉塞になるかもしれないので、
母の対策をみてしっかり勉強しておこうっと。
年配だと女性に多い症状だそうです。
2回病院にいってもなかなか詰まりが取れないらしく
母はイライラ・・・。年齢を重ねるといろんなトラブルが起きるものです。
泣くと鼻づまりがちょっぴり解消される…?
私、こないだ花粉症で眠くて眠くて死にそうになっていたとき、
あくびで涙がボロボロ出てたんです。
そのとき、大量の涙が鼻のほうへ入り込み、
鼻をかんだらとってもスッキリ!
そういえば涙って塩水なんですよね。
もちろん鼻涙管は全鼻腔内を潤してくれるわけではありません。
ですが、端のほうの鼻粘膜を一部刺激してくれるんです。
なので、鼻の入り口のあたりが詰まっているときは、
涙を流せばある程度つまりが解消されます(笑)
お風呂で泣ける映画を観たりすれば、
温熱スチーム効果&涙の塩水効果で鼻詰まりもよくなりそうですね。
目薬をさすと口の中に苦みを感じることがありますが、
これも鼻涙管を伝って薬成分が流れてくるためですね。
目、鼻、耳、喉はすべて繋がっていて、
しかも脳に近い、すべてが頭部の中の器官。
とても複雑な構造にできていて、大事な部分ですが
その中核になっているのが鼻腔。
鼻をおろそかにすると、目、耳、喉まで傷めてしまいます。
これからは鼻ケアの時代がやってくるような気がします。
鼻のとおり1つで人生すら変わってしまうのですから、
すごい器官ですよね、鼻って。
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