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副鼻腔ってそもそも何なのか?
鼻の穴(=鼻腔)の周りには、いくつもの空洞があり、
これを「副鼻腔(ふくびくう)」と呼びます。左右2対ずつの4つ、つまり全部で8つ。
役割は、(1)自然に換気すること、(2)侵入した異物を排出することです。
すべての副鼻腔は粘膜に覆われていて、その表面には
「線毛(せんもう)」という微細な毛が生えています。
これを一定方向に動かすことで、異物を体外に排出するのだそうです。
なんだかすごい仕組み。単純に鼻の穴が2つ、奥のほうまで空いているのではなく、
8つもの穴がそれぞれ仕事をしているからこそ、私たちは快適に暮らせるんですね。
(私のように快適でない者もいますが★)
副鼻腔のその他の役割がスゴイ!
副鼻腔って、人間の進化の過程と大いに関係があるようです(!)。
四足歩行から二足歩行に進化した人間の頭は、首や背骨に負担になったので、
頭部を軽くするために鼻腔が大きく空いた、と言われているんです。
また、空洞が存在することで、脳への衝撃を緩和してくれているそうです。
頭部が骨で埋まっていたら、ダメージの際に直接脳に響いてしまいそうですもんね。
さらに、副鼻腔には、声を美しく共鳴させる働きがあるとも言われています。
なるほど・・・それで私の家族は皆、鼻声だったりダミ声だったりするんですね・・・(笑)!
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鼻ドラブルの総合デパートである私の家族からすれば、
副鼻腔って災いをもたらす器官でしかなかったんですが、
じつはこっそりと生きる上で大切な役割を果たしてくれていたんですね。そう考えると
盲腸のように憎らしく思っていた副鼻腔に、ちょっと感謝の気持ちが生まれます(現金)。
副鼻腔・4つの形状と場所を知ろう
気になる副鼻腔の位置と形。
分かりづらいので、図で示してみました。(大まかですが、ご容赦下さい)
※実際にはもっと突起が多く、複雑な内部形状をしています。
【各副鼻腔の名前】
◆オレンジ⇒前頭洞(ぜんとうどう)
◆赤⇒篩骨洞(しこつどう)
◆緑⇒上顎洞(じょうがくどう)
◆青⇒蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)・・・耳の前あたり
すごく専門的なややこしい名前です。
一般的に副鼻腔炎を診断する際は、
レントゲン、CTスキャン、MRI、内視鏡などが用いられます。
「副鼻腔炎」はその名のとおり、鼻腔内の粘膜が炎症を起こした状態。
粘膜が腫れて、鼻腔への連絡通路が狭くなり鼻呼吸がしづらくなったり、
膿が出たりします。(⇒これが後鼻漏や喉のイガイガ、咳の元になるわけですね)
私はたまたま頭部MRIを撮ったときに、副鼻腔炎が発覚。
(”たまたま発見される”副鼻腔炎は多いそうです)
自分の場合は篩骨洞と蝶形骨洞の2ヵ所が慢性的に白く映るため、
慢性副鼻腔炎のようです。長期間にわたり、症状が続きます。
いっぽう、急性副鼻腔炎は、風邪などの原因から急に症状が出て、
比較的短期間で収まるものを指します。
両者の区別は明確ではありません。自分でも、急にひどくなるものを「急性」、
ずっと続くものを「慢性」と呼んでいるだけで、あまり区別はしていません。
おそらく両者をひんぱんに行き来している状態だと思います。
なんにしても、後鼻漏とは切っても切れない深い縁があり、
「副鼻腔なんてなければいいのに」と思ったことも数回どころではないですが、
副鼻腔の存在意義にはまだ不可解な点も多いらしいので、
何かさらに重大な役目をはたしているかもしれない。
というわけで、ホットシャワー5で副鼻腔周辺を労わってあげようと思います^^
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